【無線で学ぶF1週末英会話】スペインGP「しょうがないね」|2021 F1 第4戦

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Hamilton's Exciting Win, Gasly's Recovery And The Best Team Radio | 2021 Spanish Grand Prix
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角田 裕毅「Literally I’m in the entry!」

動画0:27から始まるFP3での角田の無線。

出典:Hamilton’s Exciting Win, Gasly’s Recovery And The Best Team Radio | 2021 Spanish Grand Prix

プラクティス中なのでマシンの性能確認も兼ねてプログラムを消化中のようですが、チームから角田へ次のような指示があります。

And good braking Turn 10. With DRS.

出典:Hamilton’s Exciting Win, Gasly’s Recovery And The Best Team Radio | 2021 Spanish Grand Prix

「ターン10に向かって強めのブレーキングだ。DRSはオンでね。」

おそらくエネルギー回生の状況をチェックしたいための指示だと思いますが、角田はその無線のタイミングに対して不満を口にします。

You always say late, it’s… I… Literally I’m in the entry, you know?!

出典:Hamilton’s Exciting Win, Gasly’s Recovery And The Best Team Radio | 2021 Spanish Grand Prix

「いっつも言うのが遅いんだよ … まさに(コーナーの)入り口にいるんだよ!」

相変わらずプラクティスから気性が荒い角田に対して、チームからは落ち着くように指導が入ります…

Yuki, calm down, OK? We’ll improve for the next. It’s fine.

出典:Hamilton’s Exciting Win, Gasly’s Recovery And The Best Team Radio | 2021 Spanish Grand Prix

「裕毅、落ち着いてくれ、分かったか?次からは改善するから。大丈夫だ。」

文字通り「Literally」(スラングとしての使い方は?)

「Literally」「文字通り」といった意味になります。

(1)信じられないような出来事、もしくはある出来事を強調して話すとき(2)もしくは婉曲的な表現なのにこの場面においては文字通りの意味ですよ、等の時を示すのに使われます

説明が難しいので例文で確認していきましょう。

(1)の場合の例文

例:Hamilton won his first title literally at the last corner in the last lap in 2008!
訳:ハミルトンは2008年、自身初のタイトルを文字通り最終ラップの最終コーナーで決めたんだよ!

(2)の場合の例文

例:Perez was on fire until his car got literally on fire at the last phase of Bahrain GP in 2020.
訳:2020年バーレーンGPの時のペレスは車が文字通り燃えるまでは、火が付いたように速かった。

「on fire」のスラング的な用法はこちらで解説!

今回の角田の無線は(1)の強調の意味で使っていると考えられるでしょう。

角田の心意としては「大げさとかじゃなくでマジでコーナー入り口にいるんだよ!」ってところでしょうか。

マックス・フェルスタッペン「It is what it is」

続いては2:55~、レース後のフェルスタッペンの無線から紹介します。

出典:Hamilton’s Exciting Win, Gasly’s Recovery And The Best Team Radio | 2021 Spanish Grand Prix

現行レギュレーション最終年となる今シーズン、ようやくメルセデスに匹敵するペースがあるように思われるレッドブルのフェルスタッペンですが、惜しいところまでいってハミルトンに負けるレースが続いています。

今回のスペインGPでも、スタートでハミルトンの前に出てレースをリードし続けていましたが、メルセデス陣営の絶妙なピット戦略(レッドブルの対応遅れも原因のようですが…)の前にフェルスタッペンは成す術なくトップの座を許すことになりました。

2位でレースを終えたフェルスタッペンが無線で次のようにコメントを残しました。

Yeah well… it’s what it is. We’re just too slow, so… it’s impossible to keep him behind.

出典:Hamilton’s Exciting Win, Gasly’s Recovery And The Best Team Radio | 2021 Spanish Grand Prix

「まぁ… しょうがないね。僕たちはとにかく遅かったよ… だから彼を後ろに抑えておくのは難しかったね。」

それに対しチームは次のように答えます。

That was a good effort Max. Yeah, yeah I don’t know what other…what else we could’ve done there, but good effort.

出典:Hamilton’s Exciting Win, Gasly’s Recovery And The Best Team Radio | 2021 Spanish Grand Prix

「よく頑張ったよ、マックス。うん、他にどんな… 何が出来たかは分からないけど、よく頑張った。」

しょうがない「It is what it is」

こちらの「it is what it is」は深いことは考えず慣用句として覚えてしまってもいいでしょう。

意味としては「仕方がない」「しょうがない」といったように、自分ではどうしようもない状況に対して使います。

なんでそういった意味になるのか知りたい人のためにもう少し解説します。

この「what」は関係代名詞です。

つまり、それ以降の文で修飾される「こと(もの)」になります。

直訳すると「それなことはそれ」、したがってどうしようもないこと、もしくは変えられないことを意味しているんですね。

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