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【無線で学ぶF1週末英会話】アゼルバイジャンGP「パンクだよ」」|2021 F1 第6戦

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ランス・ストロール「パンクだよ」

公式映像2:15から始まるクラッシュ後のストロールの無線から。

出典:Super Seb, Heartbroken Hamilton And The Best Team Radio | 2021 Azerbaijan Grand Prix

レースも中盤の31周目の出来事です。

周囲のソフトタイヤスタート勢に対してハードタイヤを履いて最後尾からスタートしたストロール。

他のドライバーとは戦略が違うものの、タイヤを上手く扱い上位まで追い上げてきたところでまさかの左リアタイヤがバースト。

マシンは制御不能に陥り左の壁に正面から突っ込む大クラッシュを期してしまいます。

いい順位を走っていたので悔しいのはもちろんでしょうが、スピードが出る長いストレートの真ん中に取り残されたラッセルの無線からは恐怖を感じている様子も見られます。

Woah, woah, woah, woah. Woah. Woah. Red flag, red flag. Get me out of this… place… on the track. Got a puncture.

出典:Super Seb, Heartbroken Hamilton And The Best Team Radio | 2021 Azerbaijan Grand Prix

「おぅ、おぅ、おぅ、おぅ、おぅ、おぅ。おぅ。レッドフラッグを出してよ。こっから俺を出してくれ… トラック上から。パンクだよ。」

パンクの語源は「puncture」

日本語ではタイヤが破裂もしくは空気が抜けてしまうことをパンクと言いますが、これは英語の「puncture」に由来しています。

「puncture」とは「(とがってもので刺されたような)穴」のことを意味します。

つまり、デブリや異物を踏んだことでタイヤに穴が開いたり傷がついてしまっている状態ですね。

実は日常会話で「puncture」は一般的でない?

F1ではよく「puncture」が使われるので馴染み深い方も多いでしょう。。

実はこれイギリス英語で主に使われる表現です。

「puncture」という単語自体はアメリカでも使われますが、「傷・穴」という意味で使われるのが一般的でいわゆる「タイヤのパンク」という意味で使われることは少ないそうです。

ちなみに、アメリカ英語でパンクしたタイヤは「flat tire」となります。

直訳すると「平らなタイヤ」、空気が抜けてペッちゃんこになっているイメージです。

ストロールはカナダ人なのでアメリカ英語ですが、今回は「puncture」を使っていますね。

そもそもF1では、デブリを踏んで出来た傷がパンクの原因になることがほとんどなので「puncture」が一般的なのかもしれませんね。

日常会話で使いたい場合は是非、「flat tire」のほうも覚えておきましょう。

アメリカ英語とイギリス英語では「タイヤ」のスペリングが違うことにも気を付けましょう。

アメリカ英語では「tire」、イギリス英語では「tyre」です!

例:I got a puncture (flat tire)on my way back home from the race.
訳:レースから帰る途中にパンクしちゃったよ。

ピエール・ガスリー「分からないよ」

動画の一番最後に紹介されているガスリーの無線。

出典:Super Seb, Heartbroken Hamilton And The Best Team Radio | 2021 Azerbaijan Grand Prix

予選から素晴らしい走りを見せていたガスリーですが、またしてもアルファタウリでやってくれました。

上位のフェルスタッペンとハミルトンが脱落したことにも助けられましたが3位表彰台を獲得したレース後の無線です。

かねてよりバクーの超高速レイアウトはアルファタウリにとって不利と予想されていましたが、思わぬ好成績に本人もびっくりの様子です。

Was… incredible. Wow. No idea how I’ve done that. Incredible guys, I’m so happy for you. It’s been an incredible weekend. I’m really pleased. I’m really pleased for all of you.

出典:Super Seb, Heartbroken Hamilton And The Best Team Radio | 2021 Azerbaijan Grand Prix

「本当にすごいよ。わお。どうやってやったのか分からないよ。素晴らしいね、みんな。とてもうれしいよ。すごい週末だった。とてもうれしいよ。君たちみんなのためにもとてもうれしいよ。」

「I don’t know」だけじゃない「No idea」

「分からない」と言えば「I don’t know」とすぐに訳したくなりますが、ガスリーからもっとナチュラルな表現を学びましょう。

「No idea」でも「分からない」といった意味になります。

正確には「I have no idea」ですが、カジュアルな場面では”I have”の部分が省略されることも多いです。

決して難しい表現ではないのですが、なぜかいつも直訳して「I don’t know」と言いたくなるのが日本人の頭なんですよね(笑)

たまには「no idea」を使ってみると小慣れた感が出せるかと思います。

例:No idea how Maldonado won the Spanish Grand Prix in 2012.
訳:2012年のスペイングランプリでどうやってマルドナードが勝利を収めたのか分からないよ

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