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ニキータ・マゼピンは嫌われ者?最強のヒール役がF1参戦

ニュース

2021シーズンに向けたドライバー移籍情報が荒れに荒れまくってますね(笑)

年初めからアロンソのF1復帰ベッテルのフェラーリ離脱などニュースがありました。
さらにここ数週間、F2ドライバーのF1デビューが数々噂されています。

その中でも多くの話題に上がっている人物がニキータ・マゼピンです。
しかも、かなり否定的な意見が多いようです。

F1デビュー前から嫌われ者のマゼピンですが、その正体を調べてみました!

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マゼピンのプロフィール

名前ニキータ・ドミトリエヴィチ・マゼピン
(英:Nikita Dmitrievich Mazepin)
生年月日1999/3/2 (21歳)
経歴2018 【GP3シリーズ】 ランキング2位
2019-2020 【アジアF3】ランキング3位

来年はハース移籍か

マゼピンは来年ハースからのF1デビューが噂されています。

もともと、ベッテルに押し出される形になったペレスがハースへ移籍交渉をしていたそうですが、
そこに大量の持ち込み金が期待されるマゼピンが現れ、有力候補となりました。

ペレスにもメキシコの大手テレコミュニケーション企業のTelmex(テルメックス)がスポンサーについており、持ち込み金は相当なはずですが。。。
ペレスを簡単に追い出すマゼピンは一体何者なのでしょうか。

マゼピンは金持ち一家?お父さんがすごい人。。。

実はマゼピンのお父さん(ドミトリー・マゼピン)は、ロシアの炭酸カリウム製造企業「Uralchem(ウラルケム)」の会長です。

Forbes誌が発表したロシアで裕福な上位100人にも選ばれており、まさにロシアを代表するビリオネアです。

そんなドミトリー氏ですが、ハースを買収するという噂まで出てきました。
ドミトリー氏がF1チームを買収したがっているという話はここ数年ずっとありました。

2018年にフォース・インディア(現レーシングポイント)の買収を試みましたが、ローレンス・ストロール(ランス・ストロールの父)が最終的には買収に成功。

去年はウィリアムズの買収も噂されていました。

どうやらF1チームが欲しいというのは間違いないようです。
息子のニキータをどうしてもF1にステップアップさせたいのでしょう。

しかし、ハースはドミトリーへのチーム売却を否定しているので現時点では単なるうわさに過ぎないでしょう。

マゼピンがなぜこれほどまで嫌われているのか

マゼピンがF1デビューするとの噂が出てから、各所から落胆の声が聞こえてきます。
シーズン途中ですがF2では上位と僅差でランキング6位につけ、優勝も経験しています。
特別に優れている印象はありませんが、速さは十分というように見えます。

【理由1】ペイドライバーだから

既出の通り、父親が超がつくお金持ちです。
ミック・シューマッハーやカラム・アイロットなどF2ランキング上位勢がシート獲得に苦労しています。
それなのに、ランキング6位のマゼピンがハースのシート獲得ほぼ確定というのには少し違和感があります。

近年、F1はコスト増によってチームの経営が厳しくなっています。
そこで多くの資金を持ち込めるペイドライバーと呼ばれるお坊ちゃまが突然F1デビューすることがあります。

現在のグリッドで言えば、レーシングポイントの二人、ストロールとペレスはペイドライバーの代表(?)といってもいいでしょう。
しかし、この二人はデビュー当時こそ批判はありましたが、現在は優秀なドライバーへと成長しました。

ペイドライバーを嫌う気持ちは分かりますが、
持ち込み金でデビューしたからとすぐに批判するのではなく、
少し時間を見てから評価してもいいのではないでしょうか。

【理由2】多数の危険行為。特に日本人ドライバー角田や松下に対して。

嫌われている理由としてはこちらがメインでしょう。

事の始まりは2019年のF2ロシアGP。

スタート直後のターン2、ポールポジションからスタートしたマゼピンは後ろからオーバーテイクを仕掛けてきたエイトキンを牽制しコースアウト。
3位を走行してきた松下がコーナーを抜けたところに復帰したマゼピンが追突し大クラッシュ。
クラッシュの原因となったマゼピンの危険行為は世界中から非難を受け、これで名実ともに危険ドライバーとなります。

そして、今年のベルギーGP。

フィニッシュまであと数周のところ、レースをリードするマゼピンを角田がオーバーテイクを試みます。
しかし、マゼピンは角田へ十分なスペースを残さずブロック。
レースはマゼピン、角田の順にフィニッシュするも、直後にマゼピンへペナルティが課され、同時に角田が優勝となりました。

問題はその後です。
マシンがピットに帰ってきてパルクフェルメに駐車する際、順位が書いてあるボードにマゼピンが意図的に突っ込み、マシンを降りた角田に危うく接触。
ペナルティでイラついていたのは分かりますが、非がない角田に対してこれはさすがに大人げないと言わざるを得ない行為です。

他のレース内でもマゼピンには危険行為が見受けられますが、
有望な日本人ドライバーに対する危険行為、ということもあり特に日本のファンからは嫌われているようです。

【理由3】数々の問題行動

若いドライバーに多少の問題行動は付き物ですが、マゼピンはF1デビュー前にもかかわらずとにかくたくさんやらかしています…

コース上では危険なブロックなどが注目を浴びることが多いですが、コース外でも話題が尽きることはありません。

F3時代、アイロットの顔面を殴る…

2018年のブラジルGPではフェルスタッペンがレース後にオコンを突き飛ばしたペナルティとして、一定期間のボランティア活動が与えられました。

ロシア人のマゼピンは”突き飛ばす”なんて甘い攻撃はしません。レース中のブロック行為でレース後に口論となったカラム・アイロット(2020シーズンF2チャンピオン)の…

顔面へ拳で制裁!

近年はドライバーのいい子化が進み喧嘩自体見られることは少ないですが、顔面パンチは長い歴史を見ても数えるほどしかないでしょう。

この騒動でマゼピンはそのレースで失格処分を受けることになりました。

コロナウイルスへ対する軽率な発言

詳細は以下の「コロナウイルスに関する発言が炎上」欄でご確認ください。

インスタにセクハラ動画をアップロード

詳細は以下の「インスタでのセクハラ問題!F1デビューは変わらず」欄でご確認ください。

海外では評価されている?

日本では圧倒的に嫌われているマゼピンですが、海外での評価はどうでしょうか。

動画のコメント欄やネット掲示板などしか参考にしていないので、あくまで個人的な印象です。

マゼピンのF1デビューに関して、海外ファンからの評価は五分五分というところでしょうか。
喜びの意見も多数見受けられますが、それと同時にやはり海外でも危険ドライバー認定を受けていることは変わらず、「まだF1デビューの準備はできていない」という意見も多いです。

「まとめ」マゼピンはヒール役として活躍できるか

F1デビューが噂されているロシア人ドライバー、ニキータ・マゼピンに関してまとめました。

ペイドライバーかつ危険人物という嫌われる要素満載なドライバーですが、
僕は比較的楽観的に捉えています。

もちろん危険行為は許されませんが
良い子しかいない現在のF1にちょっとしたスパイスを加えてくれることを期待しています。
速さがあることをしっかり証明できれば、
ストロールやペレスのように長くF1に残ることも可能なのではないでしょうか。

(追記)コロナウイルスに関する発言が炎上

以下のコロナウイルスに関するインスタグラムの投稿が問題となりました。すぐに投稿を消したとのことですが、F2参戦中のロベルト・シュワルツマンは父親をコロナウイルスで亡くすなど、身近に苦しんでいる方もいるので軽率な発言だったかもしれません…

F1に参戦する以上、自らの影響力は自覚してほしいものですが、素行問題はきっちり指導を受けるでしょうから改善することを期待しています。

(さらに追記)2021年シーズンからハースでF1デビューが決定!

予想通りといえばその通りですが、ついにF1デビューが決まりました!Twitterのタイムラインなんかではショックの声が多く見られましたが、決まったものはしょうがない(笑)F1にまた別な色を持ち込んでくれることを期待しています。(危険行為はだめだよ)

F1みたいなお堅い世界に入ってしまえば嫌でも丸くなっていくとは思いますが。

(さらにさらに追記)インスタでのセクハラ問題!F1デビューは変わらず

問題のインスタ投稿は上のツイートのリンクから見れるはずです。(消されてなければ)

詳細はそちらを確認してほしいのですが、マゼピンが友人の女性にセクハラ行為を行った動画をインスタに投稿して炎上しました。

直後に、マゼピンから謝罪コメント、女性側も釈明コメントを発表しましたが騒動は収まらず、しまいにはマゼピンのF1デビューを阻止するための署名運動ハッシュタグ #WeSayNoToMazepin(我々はマゼピンを拒否する)が出来る始末…

※決してマゼピンの署名運動を煽ってるわけではありません。署名はきちんと自分なりに考えてから行ってください。

Haas F1はマゼピンのF1デビューを改めて確認(2020/12/23)

ハースから正式にマゼピンがF1デビューすることが発表されたので、とりあえずマゼピンとして一件落着(?)ですね。

#WeRaceAsOne 運動など、近年は人権運動に力を入れているF1ですが、今回は目立った処分はなく問題は引き続き内部で対処されるとのこと。

とりあえず、来年はF1で揉まれながら彼が成長する過程を見守りましょう。