F1にも多様性を!F1で差別意識は根強いのか?#We Race As One

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ニュース

今年のF1レースを見ている人なら虹色のイラストに気づいた方が多いのではないでしょうか?
上のイラスト何か分かりますか?

これはF1が今年のオーストリアGPから立ち上げた活動「#WeRaceAsOne」のイラストです。
主に人種差別や特定の人に対する不平等な扱いを根絶するための活動になります。

今年はコロナウイルスの問題に加え、もう一つ重大な問題が話題になりました。

アメリカで警察官に黒人男性が殺害された事件を発端として「BLM(Black Lives Matter)運動」が始まりました。
世界中で黒人に対する差別をなくそうという運動がおこったのです。

そして、F1も人種差別根絶への取り組みとして#WeRaceAsOne活動を行うことにしました。
また、何名かのドライバーがマシンに「End Rasism(人種差別を終わらせよう)」のロゴを貼っていたり、レース前の黙とうに参加したりしています。

F1には差別などないように見えますが、本当にそうなのでしょうか?

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#WeRaceAsOne

以下が今シーズン開幕前に発表された#WeRaceAsOneの団体による声明です(一部)。

現時点で社会の意識を支配している2つの主要な問題であるCOVID-19と不平等を認識し、我々はオープニングレースを使用して、世界的なパンデミックに対して示した驚くべき強さと不屈の精神に対して世界中の人々に感謝している。主要な労働者から、ウイルスに取り組むためのロックダウンに耐えてきた家族や個人に至るまで、皆、お礼と感謝に値する。同様に、我々はスポーツコミュニティとして人種差別に反対し、F1の不平等と多様性に取り組むためにより多くのことを行っていることを示すために、再始動を使用したいと思う。

したがって、7月3日から5日にオーストリアで開催される最初のレースに先立ち、チームとパートナーの支援を得て、F1は、ハッシュタグ#We Race as OneとともにF1マシンとレースサーキット周辺に虹を表示することで、世界中の主要な労働者と個人に感謝を伝える。虹は、コミュニティを結びつけるために、最近の危機で国際的に使用されているシンボルとなっているため、選択された。この重要なジェスチャーは、我々のファンが我々と一緒に感謝の気持ちを言うのに役立つと信じている。レインボーイニシアチブはシーズンを通して続く。

https://f1-gate.com/liberty-media/f1_56793.html

虹は多様性の象徴とされ、今までもゲイコミュニティの活動などで使用されてきました。
今回は多様な人種の受け入れの象徴として、虹色をレースの各所にちりばめることで、このメッセージを世界中に伝えようとしています。

日本ではこういった人種差別や性差別、性的マイノリティに対する考えは遅れているといわれています。
遅れている」といえば絶対に許容しないといけないのか、と思ってしまいますが、そもそも大して気にしていないというのが「遅れている」の本当の意味です。

日本は単一民族国家なのでこのような話題は苦手ですが、世界の動きくらいは知っておくべきです。
国際スポーツであるF1を見ているファンなら、世界の事情を知っておいても損はないでしょう。

F1における人種差別・性差別

世界中からF1界は多様性に欠ける、と言われています。
現役のルイス・ハミルトンは、長いF1の歴史を見ても唯一の黒人ドライバー
女性F1ドライバーもまともにレースしたのはほぼ数人です(しかも40年ほど前)。

これを単純に黒人もしくは女性の中にF1に登り詰めるまでの逸材がいなかった、と考えるかどうかはあなた次第で

しかしはかつてF1はヨーロッパで白人男性たちによって作られた白人のためのスポーツであり、
今は時代の変化とともに声を大きくして人種差別を唱える人はいなくとも、
黒人もしくは女性に生まれた時点でレーシングドライバーになる環境がないのも事実です。

腕がよければなれるのではないか、と思う方もいるかもしれませんが、
周りの大人が固まった考え方で若者のチャンスを潰すことも多いでしょう。

環境を整えたからと言って黒人や女性F1ドライバーがたくさん増えるかといえばそれは違うでしょうが、最初から権利を与えられていないのとは大違いです

去年、女性のみで争われるWシリーズというフォーミュラシリーズがスタートしました。
それに対してレッドブルのマルコは以下のような発言をしました。

残忍性は女性の持つ性分なのか

https://www.as-web.jp/f1/475535?all

確かにF1はフィジカル的にはきつく、男性が有利なのは明らかです。
しかし、これでは優秀な女性ドライバーがいても活躍できる環境ではできないでしょう。

もちろん「区別」と「差別」を混同してはいけません。
しかし、夢はみんな平等に持てる権利があり、夢を目指して努力する権利も同様です。

ポルトガルGPを前にしたハミルトンの発言

ポルトガルGPのスチュワードに元ロシア人F1ドライバーのビタリー・ペトロフが選出されました。
それに関して、ハミルトンは以下のコメントを出しました。

僕たちは間違いなく時代とともに生きているし、僕たちが生きている時代を理解し、僕たちを取り巻く問題に敏感な人々をここに含めるべきだ

https://f1-gate.com/hamilton/f1_59123.html

詳しくは引用先の参照を願いたいですが、ペトロフが以前にBLM活動に批判的なコメントをしたのが原因のようです。

これに関しては、さすがにハミルトンの主張が行き過ぎでしょう、と言わざるを得ません。
BLM運動に賛同しないのとルールを公平に判断できないのは関係ありません

多様性を求めるのは素晴らしいことですが、だからと言って保守的な考え方の人を締め出していいわけではありません。
そのようなことをすると、お互いが反発しあっていつまでたっても理解し合えないでしょう。

僕はBLM運動が政治的な活動だとも思っていませんし、F1でプロモーションするのはいいことだと思っています。
しかし同時に、F1はモータースポーツです。
ファンはレースを見たいのであって、しょうもない小競り合いではありません。
そのあたりをFIAやドライバーにはわかってほしいものです。

まとめ

ハミルトンの発言を見て、考えることがあったので今回はこのような話題にしました。

ハミルトンの言うように、時代は明らかに多様性を許容する方向に向かっています。
我々日本人には理解できないほどの熱量で世界が動いています。

では、F1も多様性を歓迎するべきでしょうか?
皆さんはどう思いますか?是非コメントをください!
※かなりセンシティブな話題なので攻撃的になりすぎないようにお願いします。