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【92勝記念】ルイス・ハミルトン、ベストレースTOP5!

ニュース

ルイス・ハミルトンが通算92勝を達成しました!

絶対に破られないと言われていたシューマッハの91勝を超えてしまいましたね。
しかも、ハミルトンはまだまだ記録を伸ばしそうです。

今回はハミルトン記録更新お祝いの回として、ハミルトンのベストレースを5つ選んでみました!

評価基準は極めて曖昧です(笑)
単純に僕の記憶に残っている中から選んでいます。
「これが抜けてる!」っていうレースがあったらコメントなりTwitterなりで連絡ください!
後でこのランキング加えるかもしれません。

それではTOP5をどうぞ!

第5位「2007年 カナダGP」初勝利

92という数字は途方もないですが、それでも初めは0でした。
2007年カナダGPはそれが1になった日。
ハミルトンが歴代最高ドライバーとなる第一歩を踏み出した日です。

ハイライト

レース展開

2007年、ハミルトンがF1デビューしました。
トップチーム(マクラーレン)からデビューするという異例の状況。
ハミルトンには大きなプレッシャーがかかっていました。

カナダGPは第6戦目。
それまではアロンソ(マクラーレン)、マッサ(フェラーリ)、ライコネン(フェラーリ)が表彰台の真ん中を占めています。
ハミルトンはすべてのレースで表彰台に乗っていましたが、優勝はまだ

ハミルトンが初ポールを獲得し、後ろにはアロンソが続きます。

レース自体はクビサの大クラッシュ佐藤琢磨のアロンソオーバーテイクなど、見どころは多いレースでした。
しかし、ハミルトンは終始トップを快走し、初優勝
当時の最年少初優勝記録を更新しました!

実況ではマーティン・ブランドルが「Surely this is the first of many.」と言っています。
「もちろんこれはこれからたくさん優勝するうちの初めだろう。」ということですが、まさかシューマッハを超えるとは思ってもいなかったでしょう。

第4位「2020年 イギリスGP」3輪フィニッシュ

コロナウイルス感染拡大を懸念し、無観客レースが続く2020年シーズン。
本来なら多くのハミルトンファンで賑わうイギリスGPですが、少し雰囲気が違います。

レースはハミルトンが圧勝のように見えましたが、最後に波乱が……

ハイライト

レース展開

レースはポールスタートのハミルトンにボッタス、フェルスタッペンと続いてスタート。

2回のセーフティーカーが入る波乱のレースですが、トップ勢の順位は変わらず。
そのままレースが終わると思われましたが、
残り2周を残した50周目、2位を走行していたボッタスのタイヤがバーストします
同時にフェルスタッペンが2位に浮上します。
しかし、トップのハミルトンは14秒先、フェルスタッペンはファステストラップを狙いタイヤを交換します。

最終ラップ中盤、サインツ、ハミルトンと立て続けにタイヤがバースト
ハミルトンはこの時フェルスタッペンに対して34秒のマージンがありましたがみるみる減っていきます!
しかし、ハミルトンはバーストしたタイヤでマシンを痛めないように慎重にゴールまで走行、フェルスタッペンにわずか5秒差でフィニッシュ。

3輪で優勝したのは後にも先にもこのレースだけになるのではないでしょうか。

第3位「2019年 モナコGP」ニキに捧げる勝利

2019シーズンの第6戦となるモナコGPです。

モナコGP直前、メルセデスF1のノンエグゼクティブチェアマンを務めていたニキ・ラウダが死去しました。
ニキはF1で3度のドライバーズチャンピオンを獲得した伝説的なドライバーであり、現在のメルセデスF1の躍進に大きく貢献してきた人物です。
特にハミルトンやチーム代表のトトはニキと非常に親しくしていたためショックは大きかったようです。

そんな悲しみに包まれたハミルトンは素晴らしいレースを見せてくれました。

ハイライト

レース展開

ここまで5戦中4戦でポールを獲得し速さを見せつけていたボッタスを破り、予選ポールを獲得したハミルトン。

レースは特に波乱もなくスタートしました。

ルクレールのパンクによるデブリを回収するためにセーフティーカーが導入され、トップ3のハミルトン、ボッタス、フェルスタッペンがピットイン。
メルセデスはダブルピットを試みたせいか後方のボッタスのピット作業に手こずり、フェルスタッペンがほぼ同じタイミングでピット作業を終了しました。
しかし、フェルスタッペンにアンセーフリリースの裁定がなされ、5秒のタイムペナルティを受けます。

その後、ボッタスの前に出たフェルスタッペンはハミルトンを追いかけます。
フェルスタッペンが優勝するためにはハミルトンを抜き、さらに5秒のギャップを築く必要があります。

なぜか唯一ミディアムタイヤを履いたハミルトン(他はハード)はタイヤに苦しみ始め、レース終盤にかけフェルスタッペンからプレッシャーをかけられます。
フェルスタッペンはホンダの初勝利がかかっている重要なレース。
何度もオーバーテイクを仕掛けますが、どこかで聞いた言葉が頭をよぎります……

「ここはモナコモンテカルロ、絶対に抜けない」

無事、ハミルトンが逃げ切って優勝を飾りました。

「タイヤはもう無理だ」と無線で文句を言いながらも勝ってしまうハミルトンに脱帽のレースでした。

第2位「2014年 バーレーンGP」

2014年はレギュレーション変更により従来のエンジンからハイブリッドのPUへと変更になりました。
メルセデスが圧倒的に有利とされ、ハミルトンにとって唯一のライバルはチームメイトのロズベルグ
親友だった2人がドロドロのチャンピオンシップ争いへと縺れるきっかけとなるレースです。

ハイライト

レース展開

ポールからスタートしたロズベルグですが、スタートを決めたハミルトンにリードを奪われます。

その後二人は抜きつ抜かれつの激しいバトルを繰り広げるも、ロズベルグはタイヤ交換後にペースが上がらず二人の差は広がりました。

しかしレース終盤、マルドナードとグティエレスのクラッシュによりセーフティーカーが導入、9秒ほどあったハミルトンとロズベルグの差はなくなります。
ミディアムタイヤのハミルトンに対し、ソフトタイヤを履いているロズベルグがプレッシャーをかけますが、ハミルトンはなんとか逃げ切りレースを制しました。

ここから「メルセデスの時代」、そして「ハミルトンの時代」が始まりました。

第1位「2008年 ブラジルGP」衝撃のラスト

ハミルトンの成功はこのレース無くして語れないでしょう。

2008年ブラジルGPはハミルトンが初めてワールドチャンピオンに輝いたレースです。
最終戦までハミルトン(マクラーレン)とマッサ(フェラーリ)がタイトル争いを繰り広げていました。

レースを見ていた人は皆チェッカーが振られてもマッサがタイトルを獲得したと思っていたでしょう。
しかし、レースは歴史に残る大どんでん返しで終わることになります。

ハイライト

レース展開

チャンピオンシップポイントはハミルトンが2位のマッサに7ポイントの差をつけリード。
ハミルトンが5位以上でフィニッシュすればタイトル獲得という状況でした。

レースは雨後の濡れた路面でスタート。
マッサがポールからスタートし、ハミルトンは予選4位から追い上げます。

マッサは順調に後方を引き離しながらトップを快走、一方ハミルトンは4~6位で手こずります。

残り10周を切り終盤に差し掛かったところに雨が降り出します。
各車一斉にピットインし、マッサとハミルトンもウェットタイヤに交換します。
この時、トヨタのティモ・グロックのみステイアウトし4番手に浮上します。

最終ラップに差し掛かる段階でマッサはトップ、ハミルトンは6位です。
しかし、ここでいきなり雨足が強まりました。

ドライタイヤのグロックのペースが急激に落ち、ハミルトンが後方から近づきます。
その頃、マッサは最終コーナーを抜けトップでチェッカー、チャンピオン獲得にチームが大喜びします。
しかし、喜びもつかの間、チームメンバーの顔色が一気に曇ります。

ハミルトンがグロックをオーバーテイクしていたのです!
(この時、解説のマーティン・ブランドルが発した「Is that Glock!? Is that Glock!?」は有名なセリフです。)
ハミルトンはレースを5位でフィニッシュし、ドライバーズチャンピオンとなりました。
マッサは「3秒間のワールドチャンピオン」とその後もいじられることになります……

わずかF1デビュー2年目でチャンピオンとなる快挙です。
実はデビュー当時のハミルトンは「七光り」「汚い」など批判を受けることも多かったです。

今になってそんなことを言う人はほとんどいませんよね。

まとめ

ハミルトンのベストレースを振り返ってみました。
ほかにもたくさんいいレースはあると思うので、教えてもらえると嬉しいです。
後でランキングに加えます!

ハミルトンはまだ現役バリバリ、現在でも最速のドライバーです。
来年の契約更新はまだですが、どこまで記録更新するのか楽しみですね!