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【無線で学ぶF1週末英会話】特別編!2020シーズンF2名言集

特別編

今年はF1のみならずF2の方も注目されています。
F1デビューが期待されている角田や要注意人物マゼピンなど、キャラが勢ぞろいですからね。

ならば無線がつまらないはずがない!
もともとF2の無線は結構面白いんですけどね。
なんといっても若手が多いので素直なドライバーが多い。
たまには過激発言もあったりして人間味があって僕は好きです。

そんなことで今回は2020年F2ドライバーの無線から役立つ英語を学びましょう!

F1がないからといって英語の勉強しないなんて許しません!(笑)

埋め込みも許してくれないFOM厳しすぎる….是非Youtubeに飛んで見てくださいね!

アイロット「Game of chicken」BWARK!

動画冒頭約14秒から始まるカラム・アイロットの無線です。

モンツァで開催されたイタリアGPの様ですが、ハイライト動画ではどの場面か記載されていないので詳しい状況は分かりません。
おそらく予選アタック前の様子かと思われます。(間違っていたら教えてください)

スリップストリームに入るのが高タイムを出すポイントになるモンツァ。
予選では、誰もダイレクトに風を受ける先頭にはなりたくないのでピット出口で隊列を作りベストなポジションを争います。

そんな時、アイロットへチームから以下のようにメッセージが飛んできます。

Just sit and wait, we don’t want to be first out there, mate.

とにかく待っててくれ。我々はコース上に先頭では出ていきたくない

戦略として仕方ないとしても、ドライバーとしては興奮状態で座っているのはイライラするのでしょう。おそらく皮肉も込めて、アイロットが以下のように返事をします。

This is a proper game of chicken, isn’t it? BWARK!

Game of chicken」…… 「チキンのゲーム」……
似たような表現を日本語でも聞いたことがありませんか?

そう「チキンレース」です!

チキンレースが何か知らない人のために…..

チキンゲーム: chicken game)とは、別々の車に乗った2人のプレイヤーが互いの車に向かって一直線に走行するゲームである。日本ではチキンレースとも呼ばれる。

激突を避けるために先にハンドルを切ったプレイヤーはチキン(臆病者)と称され、屈辱を味わう結果になる。チキンゲームのような、どちらか一方のプレイヤーが引き下がるまで苦痛を強いられるゲームは、若者の間で行われる場面がほとんどである。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

つまり、この状況でのチキンレースとは、誰が一番初めに痺れを切らして先頭に出るかというゲームです。いつかは誰かが初めにピットを出ないといけません。もし誰も出なければ去年のF1イタリアGPの予選のように、タイムアタックする時間がなくなってしまいます。

これは本当のチキンレースだね?”グワーッ”
とアイロットは言っていたんですね。

※ちなみに「BWARK」チキンが発する擬音語です。

Game of chicken」は「Chicken game」ということもできます。

例 : Let’s play a game of chicken?
訳 : チキンレースをしようじゃないか。

シューマッハ「I’ll take the blame」

続いては70周年記念GPのヒート2スプリントレースからミック・シューマッハのコメントを紹介します。

チームメイトのロバート・シュワルツマンがポールポジション、シューマッハは2番グリッドからのスタート、2人は終始バトルを繰り広げていました。その2人のすぐ後ろに角田が付け、様子を伺います。

レースが残り3周となったところでシューマッハがシュワルツマンにアウトサイドからオーバーテイクを仕掛けます。DRSを使って前に出たかのように見えましたが、イン側に寄せすぎたシューマッハの左リアがシュワルツマンのフロントウィングに接触し、チームメイト共々優勝を角田に明け渡すことになります。

チームメイト同士、しかもどちらもシリーズチャンピオンを争う状況で接触という大失態を犯したシューマッハですが、とてもジェントルマンな対応を見せてくれました。

Tell Robert, if I did a mistake, if he feels like… I’ll take the blame. I’m really, really sorry! Now I know I can’t excuse it because if he’s out of the race or lost points because of me. I’m really sorry.

ロバート(シュワルツマン)に伝えてほしい。もし僕がミスをして彼がそう思ってるなら、僕が責任を負うよ。本当にごめん。ぼくのせいで彼はリタイヤかポイントを失うことになったのだから僕は言い訳はできない。本当にごめん。

なんと素晴らしい人間なのか……!
F1のグリッドを見てもここまで言える人はなかなかいないでしょう。

人間としても学ぶことが多いシューマッハのコメントですが、ここはしっかり英語も身に着けておきましょう(笑)

I’ll take the blame」は「自分が責任を負う」という意味です。
自分が何かミスをしたときに「全部自分のせいだ」と言いたいときに使える言葉です。

自分に責任がある」なんてなかなか勇気がいる発言ですが、自分に非があるときには素直に謝ることは非常に重要です。英語でも日本語でもシューマッハのようにしっかり謝れるようになりましょう!

まとめ

先週末はF1がお休みということもあり、特別編としてF2の無線から表現をまとめてみました。

政治的な側面が強いF1とは違い、若々しい無線が聞けるF2は楽しいですよ!
注目選手を見つけてF1デビューを応援してみてはいかがでしょうか?

それでは今週末のトルコGP後も「F1週末英会話」を楽しみにしてください!