ポルトガルGP、見どころたくさんありましたね!
カオスなラップ1、ハミルトン92勝目などなど……
面白いレースに面白い無線は付き物です。
今週のF1週末英会話でも使える(?)英語を学びましょう!
ジョージ・ラッセル「Good’um」
1分10秒から始まるラッセルの無線からです。
Q1で驚異的なラップを決め、Q2進出を決めたラッセル(ウィリアムズ)。
余程完璧なラップを決め手ごたえを感じたのでしょう、エンジニアに次のように呼びかけます。
Come on, tell me it’s good?
「よーし、よかったでしょ?」
それに対して彼のエンジニアが答えます。
She’s a good’um. (×2)
僕もはじめ聞いたときは理解できなかったので、辞書で調べてみました。
ロングマン辞書によると、
a short form of ‘one’, used to say that someone or something is good, bad etc. Teachers and careful speakers of English do not use this expression
Longman
「one」の短縮形が「‘um」になるようです。
ラッセルのエンジニアは「She’s a good one」と言っていたんですね。
「いいラップだったよ」ということですね。
本来「She」の部分は「It」ですが、少しオシャレに擬人化したのでしょう。
例 : He’s a good’um.
訳 : やつはいいやつだよ。
ピエール・ガスリー「Drinks on you」
レースを5位でフィニッシュしたガスリーの無線が4分18秒から始まります。
素晴らしいレースをしたガスリーとエンジニアが互いを称賛し合います。
しかし、5位フィニッシュとはいえラップダウン(1周遅れ)の結果にエンジニアがジョークを飛ばします。
And we are one lap down I’m afraid, so I’ve got to pay the drinks tonight.
「残念だけど一周遅れだよ。だから今夜は僕が酒を奢らないといけないね。」
それに対してガスリーは以下のように返事をします。
Yeah, drinks on you.
「そうだね、奢ってよ」
よく「The drinks on me(奢るよ)」という定型文で使ったりしますね。
日常でも結構使える英語なので覚えておくとかっこよくお酒を奢れますよ!
例 : You helped me with my homework, so the drinks on me tonight.
訳 : 宿題を手伝ってくれたから今夜は僕が酒を奢るよ。
【おまけ】ランド・ノリス「****」(放送禁止)
ここでは、少し下品すぎるので紹介できませんが、ノリスからも役に立つ(立たない)英語を学べます。
あまりに下品なのでレース終了後、この発言について謝罪しています。
公式放送ではあまりに下品なためカットされていますが、以下の動画で無修正の無線が聞けますのでどうぞ。
詳しい解説は僕のツイッターを確認してくださいw
ノリス無線原文
— monda@もたすぽAllAroundTheWorld (@motasupo_world) October 26, 2020
「What the fuck is this dickhead doing? I’ve got damage, I need to box. I’ve got front wing damage. Cunt.」
「あの言葉」はたぶん最後のCunt。英語ではF*ckなんかよりずっと下品な言葉。詳しくは自分で調べてくださいw#f1jp #f1
まとめ
シーズンも終盤に差し掛かり、様々なニュースで盛り上がってきました。
今週末はF1がイモラ・サーキットに帰ってきます。
F1にとってはなつかしく悲しくもある場所です。
現代のF1マシンが伝説のサーキットを走るのを早く見たいですね。
イモラでもF1週末英会話を開講するので是非お楽しみに!