【無線で学ぶF1週末英会話】オーストリアGP「2020シーズン開幕」

f1_sokuhou_banner_normal
2020_F1_ensligh_1Season 2020
Norris' First Podium, Leclerc's Celebrations And The Best Team Radio | 2020 Austrian Grand Prix
youtubeでご覧ください

\2020年最終戦アブダビGPの「無線で学ぶF1週末英会話」はこちら/

f1_tv_banner

アレックス・アルボン「This guy is such a SORE LOSER!」

公式映像3:20スタート、3位走行中のアルボンが2位のハミルトンをオーバーテイクする際に接触した時の無線です。

出典:Norris’ First Podium, Leclerc’s Celebrations And The Best Team Radio | 2020 Austrian Grand Prix

ライコネンのタイヤが脱落したため、セーフティーカーが導入となりました。マシンを回収後、レースは残り10周という状況で再開、タイヤ戦略で大きく有利だったアルボンは3位に付けていましたが、前を走るハミルトンを猛追します。

ターン3の出口でハミルトンにピッタリ付けたアルボンは、ターン4でアウト側から並びかけます。タイヤがいいコンディションであるアルボンは一時ハミルトンの前に出てオーバーテイク成功かと思いきや、2台は接触してしまいました。

アルボンはハミルトンのみならずボッタスに対しても有利な状況、つまり初優勝が見えていただけに落胆と怒りを無線でぶつけます。

This guy is such a SORE LOSER!!!

こいつは本当に往生際が悪いな!!!

ここで取り上げる表現は「sore loser」、「往生際が悪い人」や「負け惜しみを言う人」という意味です。

実はハミルトンとボッタスは2019年のブラジルGPでも、同じ状況でした。そこでも、勝利が目の前にあったアルボンと自分のポジションを守ろうとするハミルトンが接触しています。アルボンにとっては「なんでこいつはいつも俺の邪魔をするんだ!」という状況なのでしょう。

※ハミルトンにはこの接触で5秒追加のペナルティを受けます。アルボンはそれでも不服だったようですが。

ちなみに「sore」は「痛い、ヒリヒリ痛む」という意味で、「sore muscles(筋肉痛)」として使うことも多いですね。「loser」は文字通り「負けた人」「負け犬」です。

例 : I don’t want to play a game with a sore loser.
訳 : 負けず嫌いな人とはゲームを一緒にやりたくないね。

アルボンの怒りの無線フルはこちらより↓

【F1無線】ハミルトンに怒り心頭のアルボン「He's such a SORE LOSER!」|2020 オーストリアGP|F1で学ぶ英会話

バルテリ・ボッタス「Under your belt」

続いては開幕戦で初勝利を収めたボッタスの無線から。動画では4:14から始まります。

出典:Norris’ First Podium, Leclerc’s Celebrations And The Best Team Radio | 2020 Austrian Grand Prix

ポールポジションからスタートし、ハミルトンとアルボンが接触してことも助けとなり、ボッタスが開幕戦で勝利を上げました。

チームから祝福のメッセージが届きます。

First win of the season under your belt!

シーズン初の優勝は君のものだよ!

この「under your belt」、あまり聞きなれない表現ですよね。頻繁に使う言葉ではないのですが、それでも覚えておくといい慣用句です。

直訳すると「君のベルトの下」となりますが、ここでの意味は「(何かを)経験する、達成する」となります。つまり、(ベルトの下にある)お腹に入れる・食べる→しっかり自分のものになる、ということです。

ボッタスは開幕戦優勝という最高の結果を達成しました。エンジニアは「その達成はきちんと君のものになったよ」と伝えたかったのですね。

例 : Lewis Hamilton now has seven world titles under his belt.
訳 :
今やルイス・ハミルトンは7つの世界タイトルをモノにしている。

ランド・ノリス「I’m out of breath」

最後は5:10秒から始まるノリスの無線です。

出典:Norris’ First Podium, Leclerc’s Celebrations And The Best Team Radio | 2020 Austrian Grand Prix

前述の通り、ハミルトンはアルボンとの接触により5秒のタイムペナルティを受けました。つまり、ハミルトンの後ろ、4位を走行していたノリスは5秒以内でゴールすれば3位表彰台獲得となります。

残り数周の時点でノリスは5秒以上後方にいたため、そのままハミルトンが表彰台に登ると思われましたが、残り2周でノリスが猛烈なプッシュ、なんとハミルトンから5秒以内でフィニッシュすることが出来たのです。

そんな見事な追い上げを見せたノリスにチームが結果を伝えます。

Lando, the gap to Hamilton was 4.8, 4.8! I think that’s a podium!

ランド、ハミルトンとのギャップは4.8秒だよ、4.8秒!表彰台を獲得したと思うよ!

キャリア初表彰台を獲得したノリスは無線で喜びを爆発させた後、次のように発言します。

I’m so out of breath!

めちゃくちゃ息切れしてるよ

out of ~」はいくつか意味がありますが、「~が足りない・ない」という意味があります。「breath」は「息・呼吸」なので、二つを合わせると「息切れがする」といった慣用句となります。

終盤の怒涛のプッシュは相当集中していたに違いありません。大きな横Gを受けるF1ドライバーはただでさえ息をする暇がないのに、極限まで集中している状態では息をすることを忘れてしまうでしょう。F1ドライバーのすごさを改めて認識した瞬間でした。

例 : I was so out of breath because I rushed home to watch F1.
訳 :
F1を見るために急いで帰ったから、とても息が切れたよ。

ノリスが喜びを爆発させた無線フルはこちらより↓

【F1無線】初表彰台に大喜びのノリスとマクラーレン陣営「YEAH!!!」|2020 オーストリアGP|F1で学ぶ英会話

全車オンボードカメラ・無線聞き放題・過去レース録画見放題等、F1ファンにとっては夢のようなサービス「F1 TV PRO」の登録方法を解説しています!日本国内では視聴できないとされていましたが、下記の方法を使えば簡単に登録できます↓