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【無線で学ぶF1週末英会話】トルコGP「火が付いたフェラーリ?」

2020_F1_english_14Season 2020

9年ぶりにトルコに戻ってきたF1、とんでもないレースでしたね!
しかもレースのみならず予選から波乱、波乱でした。

サーキットの再舗装に加え雨が降ったため、路面はまさにスケートリンクの様なコンディションでした。そんな中、「ストロールの初ポールポジション」「ハミルトン、ついにシューマッハの大記録に並ぶ7度目のワールドチャンピオンに」「不振が続くベッテル、フェラーリと今年初の表彰台」などなど… 見所満載でした!

※再舗装でグリップが無くなる理由について知りたい方はこちらから!↓

無線もジョークから熱い無線までいろいろあったのですが、その中から特に日常生活でも使えそうな表現を選抜してご紹介します!

例のごとくYoutubeに飛んで見てください!

セバスチャン・ベッテル「That was on fire」

いきなりレース後の無線になりますが、今季初の表彰台を飾ったセバスチャン・ベッテルのエンジニアとのやり取りです。動画では4:37あたりから始まります。

直前まで4位に付けていましたが、最終コーナーでペレスとルクレールがやり合い、ルクレールが外に膨らんだ隙をついて3位に躍り出ました。もう少しでペレスもオーバーテイク出来そうでしたが、そこでチェッカーフラッグを受けました。

ベッテルはペレスを抜けなかったことに苛立ちながらもチームに感謝の気持ちを伝えています。

Nearly, nearly had him! Nearly had him. Haaarr!!

もう少しで彼(ペレス)を抜けたよ!もう少しだったのに。あぁぁ!

これに対してチームからは

Well done Seb. That was awesome!

よくやった、セブ。素晴らしかったよ!

表彰台に登ったベッテルですが、実は予選は11位と後方からのスタートでした。決め手となったのは素晴らしいスタートで、ラップ1で一気に3位まで上がっていました。そんな完璧なファーストラップを決めたベッテルがチームに次のように質問します。

How did you like the first lap?

ファーストラップは楽しんだかい?

それについてベッテルのエンジニアが答えます。

Yeah it was cool, that was on fire.

そうだね、すごかったよ。絶好調だったね。

そう、今日ご紹介する英語表現は「On fire」です。直訳すると「火がついている」という意味ですが、それが転じて「(火が付くほど)盛り上がっている、上手くいっている」という意味になります。「マジでイケてるぜ!」みたいな若者ノリで使われることが多いので、自然に使えるといいかもしれませんね!

例 : Lewis Hamilton won the 7th title yesterday. He was on fire!
訳 : ルイス・ハミルトンが昨日7度目のタイトルを獲得したよ。彼はノリに乗ってるよ!

ルクレール「He deserves it」

続けてシャルル・ルクレールのレース後の無線から。

最終ラップにペレスを抜いて2位に躍り出ていたルクレールですが、最終シケインで膨らんでしまい、ペレスとベッテルに表彰台を明け渡してしまったルクレール。チームからは「よくやったよ」とレース後に声をかけてもらいましたが、自分のミスに不満な様子です。

I did a sh*t job! I did a sh*t job, that’s it! I did a f*cking sh*t job! I am so sorry for the whole team! I am f*cking stupid!

最悪な仕事をしたよ、本当に最悪だ。チームには本当に申し訳ないことをした。俺はバカだ!」だいぶご乱心の様子。以前のアゼルバイジャンでの発言「I am stupid」がまた聞けるとは思いませんでした(笑)

不甲斐ない自分には相当怒っているようですが、久しぶりの表彰台を獲得したベッテルはしっかりと祝福していました。

Congratulations to… Seb. He deserves it. It’s not been a good year for him and… yeah. Even if I am so p*ssed off with me, with myself! He’s done a great job and I hope he will enjoy it.

セブにはおめでとうと言いたい。彼は表彰台にふさわしいよ。今年は彼にとってあまりいい年ではなかったからね。自分自身には相当腹を立てているんだけどね!彼はいい仕事をしたし、表彰台を楽しんで欲しいよ。

自分のミスに苛立ちながらも、仲間を称えるルクレールは本当に真面目でいいやつです!

そんなルクレールから学ぶ表現は「Deserve it」、「(賞賛に)値する」という意味です。日本語で聞くと固いイメージですが、英語圏では「おめでとう!」「よくやった!」程度のニュアンスでとてもよく使う表現なので覚えておきましょう。

ここではポジティブ意味として使っていますが、実は悪い意味として使うこともできます。「Deserve it」は「自業自得」という意味にもなります。せっかくなので下の例ではこちらの意味で練習してみることにしましょう。

例 : You got dumped by your girlfriend? Of course, You cheated on her! You deserve it.
訳 : 彼女に振られたって?そりゃそうだよ、自分が浮気したんだもん。自業自得だよ。

まとめ

今回紹介した二つの表現は日常会話でも頻繁に出てくるものなので、是非頭の片隅に入れておくといつか役に立つかもしれませんよ。

  • まるで火がついているかのように、ノリノリのときに使う「On fire!
  • いい意味でも悪い意味でも使える「Deserve it

自分でも例文を作って遊んでみるといい復習になるかもしれません。

それではまた、次回のバーレーンGPをお楽しみに!

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