F1を最高に楽しめるアプリはこれ!

お気に入りのドライバーのオンボード映像を見たり、
無線を思う存分聞きながらF1が観戦できます。

F1 TV ProでF1を楽しむ!月額なんと約1,100円!

【F1の未来Part1】F1に未来はあるのか?進むべき道を考える

その他

Twitterでも紹介しましたが、Youtubeで以下の動画を見てふと思いました。
時代はガソリンエンジン排除、電気自動車万歳
F1も2014年にハイブリッドに移行、しかしこのままでは時代に取り残される。
ホンダも2021年度をもってF1からの撤退を発表。つっこみどころはありますが、F1に多額の投資をする価値はないという理由

自動車メーカーにとって参戦価値のないレースになっているF1ですが、この先進むべき道は?

今回はそんなF1の未来、モータースポーツの未来についての記事です。

F1において水素エネルギーの可能性はあるのか(チャンネル名:Chain Bear)

「走る実験室」と呼ばれたかつてのモータースポーツ

かつては日本にF1ブームという時代がありましたあったそうな。
僕がちょうど生まれる頃、1980年代~90年代はセナプロ時代と呼ばれF1は大人気でした。
20前後のチーム、エンジンサプライヤーとしてはフェラーリやホンダなど現在も活躍する大手ブランドに加えランボルギーニやフォードなどのチームも参戦していました。

もちろん各チームはレースに勝つために参戦していたわけですが、多額の開発費をかけて参戦するもう一つの理由があります。

それは、F1マシンで開発された技術・考え方が市販車に応用・還元できたことです。
アクティブサスペンション、電子通信技術などはF1で技術が磨かれ市販車に活用された代表例です。

自動車メーカーが技術力を振り絞って開発したマシンがバトルを繰り広げることでファンは増え、それが広告料としてメーカーの収益になっていたのです。

それが、当時のF1は「走る実験室」「走る広告塔」と呼ばれていた所以です。

それで今のF1はどうか

今のF1はどうでしょうか。

技術革新によって早くなりすぎたF1マシンを遅くしようとレギュレーション(規則)をどんどん厳しくしました。
安全性は改善されましたが、チームはルールの穴をねらうような特殊な車両開発をしていくことになります。
つまり市販車開発とは違う独自の開発をしていくことになります。

ドライバー同士のバトルもなくなりファンは明らかに減りました。
そして、広告収益が減ったことでメーカーは撤退していきました。

あくまで僕目線ですが、何もかもうまくいっていないのが今のF1です。
たしかに、ハイブリッド化、DRSの導入など何とかファンとメーカーを取り戻そうと頑張っているのは事実です。
しかし、それでもうまくいっている気配はありません。

僕はF1の未来には二つの道があると考えています。
それは、「ホースレース化」「走る実験室(再)」です。

既存ファンを大事に「ホースレース化」

ホースレースは世界中で人気のスポーツ

まず一つ目の道、「ホースレース化」。

人間が馬で移動しなくなってから久しいです。しかし、みなさん競馬は楽しく見ますよね。
つまり、時代遅れでも趣味として見る分には関係ないわけです。マシンがかっこいい、音がうるさい(誉め言葉)、バトルが激しいなどの理由でファンはF1を見るはずです。

しかし、おそらくホースレース化で新規のファンはあまり望めないでしょう
特に若い人は、うるさくて環境に悪い自動車に嫌悪感を抱いています。
言っちゃ悪いですが、ホースレース化ではうるさくて環境に悪いマシンが好きな既存ファンを確保するのみで、そこからの拡大は難しいのではないでしょうか。

参戦チームとしても、レースに勝つのに多額の開発費がかかるのは変わりませんし、開発を凍結すると言ってもそれでは技術力・イメージを売りたい自動車メーカーに参戦する意味はないでしょう。

ホースレース化はコンサバで大きな改革は必要ないでしょうが、僕はこの道に進むのは危険なのではないかと考えています。

かつてのF1、そして未来のF1「走る実験室(再)」

F1に大きな改革をもたらし、より魅力のあるものへ変化

メーカーがF1に参戦したいと思う理由をもう一度考えてみましょう。
「技術開発」「広告」です。

F1は自動車メーカーがこれから開発する市販車のために、未来の自動車のための実験室であるべき、と僕は考えています。
大きな収入となる市販車のためであれば年間数百億円の開発費を払っても問題ないでしょう。
メーカーが将来市販車に使われる技術が搭載されたマシンがバトルをすれば新規ファンは増え、広告塔としての役割も戻るでしょう。

問題は、どのように「走る実験室(再)」を作るかです。

現状で考える将来の自動車業界は以下です。(あくまで個人的な意見)

  • 車体はコモディティ化、つまり統一化が進み開発の余地は減る
  • 上記に伴いハード中心からソフト中心の開発へ
  • ガソリンエンジンは少なくなり、電気・再生可能エネルギー・クリーンエネルギーを用いる

ソフト中心になるのはともかく、ガソリンエンジンが廃れるのは間違いないでしょう。
これは、従来の自動車ファンに有無を言わせず進行すると思われます。

つまり、F1が実験室に戻るために必要なのは「未来のパワートレーン」です。
環境にやさしい、かつ高性能なパワートレーンは未来の自動車の心臓となるはずです。
多額の開発費をかける価値があると考えています。

Part2では次世代F1のパワートレーンに関して、個人的な意見を綴りたいと思います。

Part1の最後に

Part1ではなぜF1人気(ファン、メーカー共に)がなくなったか、過去現在を比べて問題点を探してみました。

過去に戻るのは簡単、しかし、F1に本当の価値を呼び戻すためには未来に進まなければいけません。そのために必要な未来のパワートレーンについてPart2では考えていきます。

本記事の内容はあくまで個人的な見解です。
意見・反論は大いに受け付けています。モータースポーツ好きとして、語り合うべき内容なのではないでしょうか。